スクールブログ

『5年目のページをめくる日』

川崎の一角に、小さな教室がある。
名前は「ビジネス脳トレ速読 川崎スクール」。
8月13日、その教室は静かに、そして誇らしげに、5周年の記念日を迎えた。

5年前の開校の日、机も椅子もまだ新品の香りがしていた。
「ここから、誰かの人生が変わる瞬間が始まる」
そう胸に誓って、ドアを開けたあの日を、レンコンさんは今でもはっきり覚えとる。

それからの道のりは、決して平坦じゃなかった。
でも、その道を一緒に歩いてくれた仲間がいる。


まずは、獣医師のあいちゃん。
動物に寄り添う優しい瞳は、受講生にも同じやさしさを向ける。
彼女のレッスンの日は、教室全体がふわっと温かくなる。

そして、英語講師のスーパーマイ。
スピード感あふれるトークと、笑いを忘れない授業。
「速読も英語も、脳が楽しむのが一番やけん！」と、教室を明るく照らしてくれる存在だ。

ニュージーランドで100羽のニワトリを飼うミッキー。
「夢を語ると、速読も加速する」と言わんばかりに、
彼女は毎回、生き生きとした笑顔で生徒の心を動かす。

そして、サッカー大好きなしんちゃん。
情熱と根性を武器に、受講生の背中をぐいっと押す。
試合終盤の逆転ゴールみたいに、「諦めん気持ち」の大切さを教えてくれる。

この4人と、ここまで関わってくれたすべての皆さんのおかげで、
川崎スクールは5年の時を重ねることができた。

「本当にありがとう。これからも、一緒にページをめくっていこう」
レンコンさんは、そう心の中でつぶやき、
新しい5年目の物語の表紙を、そっと開いた。

8月13日、記念日の朝。
教室の扉を開けると、そこには見慣れた笑顔があった。
大きな声で「5周年おめでとう！」と一斉に叫んだ。

受講生の誰かがつぶやいた。
「このスクールは速読だけじゃなくて、人生が変わる場所ですよね」

その一言に、レンコンさんの胸が熱くなる。
思い返せば、この教室で
夢を見つけた人、
自信を取り戻した人、
新しい仕事に挑戦した人──
数えきれんほどの物語が生まれた。

速読はただページを速くめくる技術じゃない。
未来を速く引き寄せる力だ。
そして、この教室に集まる人たちの笑顔と物語こそが、何よりの宝物。

「これからも一緒に笑おう！」
そう言って差し出した手に、仲間たちが次々と手を重ねる。
その温もりは、まるで新しい5年のスタートを祝福してくれとるみたいやった。

窓の外では、夏の青空が広がっていた。
これから先、どんなページをめくるのかは、まだ誰も知らない。
けれど、ここに集まる仲間たちとなら、
その物語は、きっと面白く、そして誇らしいものになる──。

あいちゃん、スーパーマイ、ミッキー、しんちゃん、
そして数えきれないほどの生徒さまたち。

そこに流れる空気は、初めて訪れた人でもすぐに安心できる温もりで満ちていた。

見学に来ていた一人の女性は、静かに教室の様子を見つめていた。
最近、仕事も家庭も忙しく、気づけば自分の時間なんてほとんどなかった。
本を読むのも好きだったけれど、読み切れない本が机に積まれたまま。
気持ちばかりが焦って、日々がただ過ぎていく──。

でも、この日、目の前に広がる光景を見て、心が動いた。
「ここなら、自分を変えられるかもしれない」

レンコンさんの言葉が響く。
「速読は、ページを速くめくるためだけじゃない。
未来を速く引き寄せるための、一生ものの力かもしれない。
仲間と一緒なら、きっとあなたも変われる」

その言葉に、スクールに来てくれた方が深くうなずいた。
気づけば、入会申込書を手にしていた。
ペン先が紙に触れる音が、まるで新しい人生のページを開く音のように聞こえた。

5周年を迎えた川崎スクールの物語は、また新しい主人公を迎えて始まる。
次にページをめくるのは──もしかしたら、あなたかもしれない。