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誰のために動くか。
どんな気持ちで今日を始めるか

その一つひとつの選択が、
自分をつくっていく。
「誰かに合わせる」じゃなく
「自分を信じて決める」。

小さくてもいい、
自分で選んだ一歩を積み重ねること。

『自分を信じる一歩』

美咲(仮名)は35歳、シングルマザー。
小学3年生の娘・莉子を育てながら、パートと在宅ワークで毎日をなんとか回していた。
周囲には「頑張ってるね」と言われる。
でも夜になると心の奥底に黒い波が押し寄せる。

「私なんて」
「どうせまた失敗する」
「全部、私のせいだ」
――自分を責める声が止まらない。

彼女は、自分で自分を追い詰めるメンヘラ女子だった。
泣きながらSNSに吐き出しては、いいねの数で気持ちを測ってしまう夜もあった。

ある日、偶然目にした「速読体験」の広告。
「脳が変わると、人生が変わる」
半信半疑だったけど、なぜかその言葉が胸の奥でポッと光った。
「このままじゃ嫌だ」――その小さな衝動が、美咲の新しい一歩になった。

速読との出会い

初めて川崎スクールを訪れた日は、緊張で身体がカチコチだった。
インストラクターが明るい声で迎えてくれる。

「ここは“できるか”じゃなくて、一緒にやってみようの場所ですよ」
その言葉に少しだけ肩の力が抜けた。

トレーニングは想像以上にユニーク。
眼筋を動かしたり、リズムに合わせて文章を読むワークを重ねるうちに、美咲の中で不思議な変化が起きた。
頭の中の「ネガティブ大合唱」が、トレーニング中だけは静まるのだ。
集中していく感覚、脳がシャキッとする感覚が心地よかった。

「私、こんなに集中できるんだ…」
自分に少し驚いて、少し誇らしかった。

“誰かに合わせる”をやめた日

最初の頃、美咲は周囲の受講生と自分を比べて落ち込んでばかりだった。

「みんなすごい」
「私は遅い」
「迷惑かけてるかも」
――その癖は、日常でもずっと続いていた。
でもある日、インストラクターに言われた言葉が胸に突き刺さる。

「速読は、競争じゃなくて自分との対話なんですよ」

その瞬間、彼女の中の何かが静かに切り替わった。
他人の評価で自分を測るのではなく、自分で一歩を決める。

小さくてもいい、一歩ずつでいい。

それ以来、美咲は毎朝、娘を送り出したあと、ノートに一行だけ書く習慣を始めた。
「今日は、私のために動く」

変化は静かに、でも確かに

3か月後、美咲の読み速度は以前の2倍になっていた。でもそれ以上に変わったのは“心”だった。
娘の前で自然と笑える時間が増えた。
SNSに依存することも減り、自分の時間を大切に使えるようになった。

ある夜、寝る前に娘が言った。
「ママ、最近よく笑うね」

その一言に、美咲の胸がじんわり温かくなった。

信じた一歩が、未来をつくる

かつて「誰かに合わせて」生きていた美咲は、今は「自分を信じて選ぶ」生き方をしている。
派手な成功じゃない。
けれど、自分で選んだ一歩を重ねることで、確実に未来が変わっていく
――そんなことを、彼女自身の姿が教えてくれている。

速読はただ本を速く読む技術じゃない。
心の奥にある「わたし」を再び信じる力をくれるのだ。
未来は、自分で選んだ一歩のその先にある🌻