スクールブログ

『奇跡を見た日』

初めて川崎スクールのドアを開けたとき、心の奥に小さな火が灯った気がした。

仕事と家事に追われ、自分の成長なんて二の次になっていた私にとって、速読の世界は未知そのものだった。

でも、不思議とその空間には「できる気」が漂っていた。

笑顔と活気に包まれた教室、真剣だけど楽しそうな仲間たち。

その空気に、少しずつ心が溶けていった。

最初は文字が速すぎて、目も頭もついていかなかった。

周りはどんどん進んでいくのに、自分だけ取り残されている気がして、帰り道に涙が出た日もある。そんな私に、仲間の一人が言ってくれた。

「大丈夫。ここは本気のチームだから。ひとりじゃないよ」

その言葉が胸に響いた。ここには、同じ方向を見て前に進む仲間がいる。

それが、他にはない川崎スクールの力だった。

ある日、スクール全体で挑む特別な練習会が開かれた。

全員の集中が一気に高まり、教室の空気がピンと張りつめる。

インストラクターの声が響いた瞬間、「キーン！」と頭のスイッチが入った。

ページをめくる音が重なり、まるで一冊の本が生き物になって躍動しているようだった。

終わった瞬間、誰かが「やった！」と叫び、拍手が広がった。

みんなの顔が汗と涙で光っていた。

数字にも結果がはっきり表れた。

今まで越えられなかった壁を、全員で一気に突破したのだ。

才能じゃない。

本気と信頼、そして仲間の力で起きた奇跡だった。

私はその瞬間、胸の奥が熱くなった。

ここに来て、本当に良かった。

もしあの日、ドアを開けなかったら、この景色には出会えなかった。

奇跡は待ってても起きない。

本気で走る仲間と出会ったとき、初めて現実になるんだと知った。

川崎スクールは、ただ速く読む技術を教える場所じゃない。

人が変わる、人生が動き出す舞台なんだ。

ここで見た奇跡は、きっと私の一生の宝物になる。

川崎スクール

ありがとうございます。