川崎スクール
2025.07.21
🍉『スイカと速読と、あの夏のキミへ』
🍉『スイカと速読と、あの夏のキミへ』
「おまえ、読むの速すぎ!本、味わってる?!」
夏の教室、クーラーの音がうるさくて、君の声がよく響いた。
俺はいつも、周りよりちょっとだけ“先”を行きたかった。
ビジネス脳トレ速読——そんな看板を見て、なんかカッコよさそうだなって思って、
川崎スクールに通い始めた高3の夏。
速く読めるって、ただの“技術”だと思ってた。
でもそこで教わったのは、
「どう読みたいか」って、“自分の意志”だった。
キミが好きだった本を、
同じスピードで読めたら、話が合うかもしれないって思った。
実際、話は噛み合わなくて、しょっちゅう喧嘩してたけど。
夏の終わり、
校庭で食べたスイカの味、忘れられん。
あの日だけは、君が俺に言った。
「速読ってさ、頭を鍛えるんじゃなくて、
心を“広げる”技術なんじゃない?」って。
俺の心は…キミのことでいっぱいだったんだよ。
言えなかったけど。
卒業して、今。
川崎スクールでインストラクターを目指してる。
あの頃の自分みたいな、もがいてる誰かに言いたい。
「読む速さは、
人生の選択肢の多さだ」って。
スイカの種、飛ばしてばかりじゃ気づけなかった。
大事なのは、“今、何を見ているか”。
キミの笑った顔。
それが、俺の一番好きな“読後感”だった。
ビジネス脳トレ速読
#川崎スクール