川崎スクール
2025.08.01
『夏休みの宿題 ~じいじの教室と孫たちの自由研究~』
『夏休みの宿題 ~じいじの教室と孫たちの自由研究~』
「今年の夏は、どう過ごそうか?」
7月のある日、孫たちがじいじの家に遊びに来た。
小学4年の陽翔(仮名)と2年の結菜(仮名)は、ランドセルよりも大きなリュックを背負い、やる気満々。
でも、母親の口から出たのは一言。
「おじいちゃん、お願いね。宿題も自由研究も、よろしく~!」
そう言い残し、娘は涼しい顔で帰っていった。
「よし、じいじ特製・夏休み合宿のはじまりじゃ!」
そう言って、じいじとレンコンさんは、麦わら帽子をかぶった。
次の日。早朝6時。
蓮根畑の見回りから一日が始まる。
長靴を履いた陽翔が「ぬかるみ最高!」と叫べば、結菜は「カエルいたー!」と大はしゃぎ。
土と汗と朝日の中で過ごす時間は、スマホもゲームも届かない、最高の教室だった。
けれど午後になると、レンコンさんの“もうひとつの顔”が現れる。
「じゃあ、次は脳トレ!よ~く目と頭を使うぞ!」
川崎スクール直伝のビジネス脳トレ速読。
普段は教室でのレッスンだが、この日は孫たち向けの特別野外授業。
「この文字、どれが先に浮かんだ?」「この本、10分で何ページ読めるか勝負!」
ゲーム感覚で取り組むうちに、陽翔は「目がスーパーマンみたい!」と喜び、結菜は「頭がスーッとする~」と笑っていた。
そして、お盆明け。
自由研究のテーマが決まった。
陽翔は『レンコン農家の秘密と水のリズム』
結菜は『速読で変わるわたしの頭と心』
レポートには、畑で学んだことや、速読チャレンジで感じた「集中する楽しさ」が詰まっていた。
なにより、「川崎スクールありがとう」の文字が、ぎこちないひらがなで書かれていたのが、じいじには何より嬉しかった。
夏休みが終わるころ、ふたりはこう言った。
「来年も、ここで夏休みの宿題するね!」
じいじは笑って、こう返した。
「よかよか。けど、来年はもっと宿題ふやすけんね〜!」
そう言って、また麦わら帽子をかぶった。
そして、空の青さの中で、風にゆれる蓮の葉が、なんだか誇らしげに見えた。
---
ビジネス脳トレ速読
川崎スクール